ナギ産業㈱の文化財維持保全活動 誦経山四萬部寺

その昔、巡礼者は白衣(おいずる)に手甲脚絆、白地下足袋に輪袈裟を着けて金剛杖を持ち、菅笠をかぶるといったな装束で巡礼されている信徒さんが多かったと聞きました。

今は様々なスタイルで、春に咲き乱れる沢山の素敵な山野草、紅葉の時期には一面が色とりどりに染まり、冬には大自然の厳しさと一面の雪景色に心を映します。

静寂な山村や山路を辿り、谷を渡り、また野づらを横切って歩きながら故郷を想い出し神様や仏様とご縁を結んで信仰を深め心を清めます。

そんな人々の信仰の奥深さを改めて感じ、先人と文化に敬意を払います。

ナギ産業㈱は、年間50物件以上の神社、仏閣、古民家などの施工実績があり、全国で多くの方に喜んでいただいております。

そして、これからも「奉仕の心」で文化財の維持保全のための活動をさせていただきたいと考えています。

秩父三十四所観音 1番 誦経山四萬部寺(ずきょうさん しまぶじ)

秩父札所はこの寺から始まります。本尊は聖観世音菩薩の立像一木造り(江戸時代の作です)。天井には凛々しい龍画が描かれています。

文化財専門チームによる防虫防腐処理

文化財建造物の取り扱いには細心の注意を払い、日々勉強が必要です。

この作業が「誰かの役に立つかもしれない」と思うと心が洗われます。

本堂床下の清掃と防蟻処理

本堂床下には長年貯めた「経史」が眠っています。

檀家さんやお遍路さん達の気持ちを想い心を込めて清掃します。

文化財維持保全の活動は私達の誇りです。

        これからも私達ナギ産業(株)は文化財維持保全のお役に立ちたいと心か ら願っております。