2016年に発表された国勢調査では、1920年の調査開始以来、初めて日本の総人口が減少に転じたそうです。また、全国8割以上の自治体で人口が減少、2025年には75歳以上の後期高齢者が5人に1人という超高齢社会に突入するということにも驚きです。各産業が、これらの要因が重なり今後縮小するなかにおいて、「観光産業」だけは“伸びしろ”のある数少ない成長分野だと言われています。
観光産業における日本は、多様な観光資源を活用した潜在能力の高い国であり、日本政策投資銀行が行ったアジア地域における「コロナ渦収束後に行ってみたい国ランキング」で一位になっていることからも、その期待度がうかがえます。2000年初頭から政府が推し進めてきたインバウンド誘致・観光政策は、予想を上回る目覚ましい成果を上げてきましたが、そんな矢先の思いがけないコロナ渦・・・。2030年に訪日外国人旅行者数6000万人という数値目標を掲げていますが、果たして・・・。
私たちも「世界に誇れる日本」として、このコロナ渦に今一度、自国の自然、文化、気候、食事に触れる絶好のいい機会なのかもしれません。そして、コロナが収束したあと訪日外国人を迎え入れる お・も・て・な・し の“和の心”も忘れずに・・・。
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