熊谷の西部、秩父方面に向かうR140沿い三尻観音山の近く上越新幹線北側の小高い木々に囲まれた場所に500年以上も地元の人達に愛され続けられている「幸安寺」は鎮座しています。

歴代の御住職が花が好きで檀信徒の皆さんの協力もあって「花の寺」として知られるようになり、今では熊谷市を代表とする観光名所の1つです。境内には歴史を感じさせる梅の古木や桜はもちろん、各色300本を超える中国から届けられた牡丹、ミツマタ、アジサイ、熊谷直実ゆかりのクマガイソウなど四季折々の花が訪れる方々の心を和ませます。

臨済宗南禅寺派 福源山幸安寺

立派な山門をくぐると・・・
禅宗の開祖ともされている達磨様が迎えてくれます。

至る所に仏教の教えがあります。

「天上天下、唯我独尊」

昔から禅宗には「寺小屋」があり、多くの民の学びの場でした。

日頃から多くの檀家さんの「心の拠り所」であることが伝わってきます。

今回、お手伝いを頂いた役員のみなさん。
幸安寺を心から愛する精鋭達です。

先ずは、本堂の下に永年保管し続けた備品を取り出します。

住職様、総代さんも率先しての力仕事!

みなさん汗だく!!(気温は35℃超え湿度72%・・・)

作業の後は、べっぴんのお姉さん達(婦人部)が作るカレーが待ってます。

今回撤去した備品は、軽トラで約10台分!!!

どんなに狭くても、本堂の隅々まで清掃を心がけます。

取り出せない大木は床下で加工してでも・・・

細かい木片やゴミも・・・

回廊の清掃、防腐、白蟻防除処理

床下にもぐり・・・

薬剤の吹付処理

特に蟻害にあった箇所の施工は、専門の知識と経験をフル稼働!

土壌処理は時間をかけて念入りに!

最近、被害の多い防獣対策も大切です。

役員の皆さん、お手伝いありがとうございました。

木陰で一休み

今回、担当させていただいた施工スタッフ(荻原、酒井、清水)

「マスクくらい取って顔を見せたら?」と伝えると・・・
「汗でメイクが落ちてるから恥ずかしい・・・との事(笑)」
この季節の施工スタッフは、1日最低3リッター以上の水分補給は必須
平均体脂肪率は、もちろん1桁代のアスリートボディ?

今年の「文化財維持保全活動」は、既に予約を頂いている件数をいれるとこの時期で既に30件。
お陰様で今年はハイペース。
これから、お盆やお彼岸の前に施工を希望される寺社仏閣様が多くなります。
弊社の寺社仏閣床下調査は関東地区及び京都限定で無料!!(予約受付 ☎0120-048-800)
専門の資格を持った文化財調査スタッフがキメ細かく隅々まで調査し
分かりやすい調査報告書を提出させて頂きます。(総代さんや役員の皆さんにも好評です)

今回の活動で感動したこと

施工写真を撮っていると、本堂内の壁にキラキラと輝いたメッセージがありました。
幸安寺様は、2011年の東日本大震災での原発事故で被爆を避けるため屋外の遊びを
制限されている福島の子供たちを、夏休みに招待しのびのび過ごしてもらうボランティア活動を
毎年続けています。
今年も子供たちと一緒に遊んでくれるボランティアスタッフも募集中とのことです。
詳細は幸安寺までお尋ねください。☎048-532-3600

おまけ

この日、お寺を訪れていた女性に聞いた話ですが幸安寺には
「健康の願いを聞いてくれる河童様達が住んでいる」らしい・・・
作法その1 先ずは、本堂のご本尊様「薬師如来」に挨拶
作法その2 明るいお日様の出ている日(昼間)にパワースポットを見つける
作法その3 気に入った顔の河童様を見つける(後戻り、見移り比較は厳禁)
作法その4 その河童様に「願い」を1つ伝える
作法その5 願いが叶ったら、後日ご本尊にお礼を

この都市伝説
信じるか・・・信じないかは貴方次第です。

河童様達

文化財担当 大濵